(記事番号3363へのコメント)
HALさんは No.3363「冷却水の交換について」で書きました。
>冷却水の容量はRB20DEで8.5Lあるはずですが、ラジエターの下の出口からは
>3L程度しか抜けません。それで自分はラジエターから抜けた分、水を注ぎ足し、
>エンジンを15分程度かけて循環させ、また抜いて注ぎ足して、を8回繰り返しました。
>本当はエンジンの下部に冷却水を全部ぬけるドレインコックとかあるのでしょうか?
>整備工場とかどうしてるんでしょうね、GSではラヂエター分しか交換しないとか
>言ってましたが(それでは残り5.5Lは古いまま!)皆さんはどうしてます?
ども、こんにちわ
私がHCR32(Type S)に乗っていた頃、一度 エンジンを
バラした事があります。 RB20DE(T)は至るところに、
冷却水を廻している様で、メカニックと一緒にバラしながら
確認しただけで、ヘッド、シリンダーブロック、サージタンク
(インテークマニホールド)、空調の部分に廻されている
様です。 その為、ラジエータのドレンを緩めて冷却水を
抜いても、ラジエータの部分のみの冷却水しか抜けません。
その為、次の手順で冷却水を抜いてください、
1、リザーバタンクの冷却水を抜く
2、ラジエータキャップを開ける
3、エンジンを始動させます。
4、暖気を終了するまで待ちます(水温計が動くまで)
5、エア抜きプラグ(車に付属の取説では、エア抜きコック
となっています。記載場所は前期型ならば、P88です)
を外す
6、ヒーター(空調)をフルパワーで作動させる
普通にファンを最大で回し、設定温度を32℃に
設定した後、設定温度ボタン ▲ を長押しすれば
OK)
7、ラジエータのドレンを外す
8、この時、ラジエーターのキャップ(上部のキャップ)
から水道水をジャブジャブ入れてあげれば、あらかた
古い冷却水は洗い流せます(ただし ラジエータと
エンジンの内部の一部のみなので、完全に荒い流したい
場合は、冷却水が大体、抜けた後、ラジエータードレン
プラグを再度付けて、水道水を入れ、4からここまでを
ラジエータードレンから排出される、水が綺麗になるまで
行います。
9、エンジンを停止させ。5、7のプラグを取りつけます。
新しいクーラントを原液のまま入れます(ここで
注意しなければ いけないのが、入れる量です。
入る冷却水の量を車の取説で確認し、適量を入れてます。
例えば RB20DEでは、8.5(g)入ります。
クーラントの”濃度に対する氷点”を”-30℃”にしたい
場合の濃度を40%だとしたら、8.5(g)×40(%)÷100
=3.4(g) となりますので、この分を入れてあげます。
なお、朝がた等、氷の貼る季節や、場所にお住まいの
時は、適量のクーラントをリザーバタンクにも入れてください
それ以外は水でOKです
10、クーラントを入れ終わったら、ラジエータイッパイに
水道水 を、入れます。(車好きな方は、当然 ご存知
だと思いますが、地下水(井戸水、涌き水など)、海水
川の水などは入れないでください。 応急的には問題は
有りませんが・・・) ラジエーターキャップは付けて
置いてください、今は、起こる車種が有るか判りませんが
暖気が終了し、サーモースタットが 開くと同じにラジエーター
キャップから、冷却水が噴出す車がありますので、念のため
(昔は よく有ったそうです)
11、エンジンを暖気します。(ヒーターも
12、メータの針が動くか、エンジンが暖まって来たら、
ラジエータキャップを開けると、冷却水が減って
いるはずなので、水道水を足します。
13、再度暫く放置します。5分ほどして、キャップを
開けると減っているはずなので、再度水道水を
足します
14、以上12,13を冷却水が減らなくなるまで、
繰り返します。
15、冷却水が減らなくなったら、エンジンを止めます
作業は 以上で終了ですが、エンジンが冷えると冷却水が
減っている事や(ラジエーターやリザーバタンク)、
冬場にヒーターを付けている時、アクセルを踏んで
エンジンの回転数を上げると、ジャージャーとか、プチュ
プチュ、ブジュブジュ等の音がしますが、トラブルでは
有りません。 エア抜きが完全に出来るまでは時間が
かかるので、暫くの間は リザーバタンクの水量を
マメにチェックしてください。
作業は以上です。 なお、作業等に関するアドバイス等は
受け付けますが、 作業を行った事に関する トラブルの
責任は、私Run また、当ページ作成者、管理者は責任を
持ちませんので あくまで自己責任で行ってください。
(不安な場合や判らない時は、慣れてる人に見てもらうか
工場などでやってもらい、作業を見せてもらってください)
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