(記事番号944へのコメント)
>触媒の役目ってなんでしょう?
>廃棄ガスを綺麗にしてくれるのかな?って思ってたのですが...
>
>ストレートにしたり、効率のよい触媒にすると、パワーが上がると聞きましたが、
>どうしてですか?
>車検や、マフラー焼け、パワーなどの関係を教えてください。
触媒は排気ガスの未燃焼の有害成分を酸素と反応(酸化)させたり
還元する為にあります。
なんで、未燃焼かっていうと、理論混合比でガソリンを燃やすと
一番パワーが出るのですが、パワーが出ると言う事は内燃機関
では温度上昇ということで、とてもじゃないがエンジンがもたない
領域になってしまうので、冷やす為に多めにガソリン吹いているのです。
(パワーを上げるには、燃調を薄くします。薄くしすぎるとブローします)
で、触媒はその燃え残りを2次エアと反応(酸化と還元)させる訳ですが、触媒って言うくらいで、排気ガスと接触面積が大きくないと有効に
働いてくれません。
それで、蜂の巣状にしたりするのですが(昔はツブツブが入ってました)、
接触面積を大きくするには蜂の巣メッシュを細かくすれば良い訳です。
ところが、細くて長い管を通る気体は、管内抵抗を受けてしまい、
流速が低くなってしまいます。
で、ヌケが悪くなるので、ストレートにしたり、メッシュの荒いものに
変えるとパワー感が変わります。(NAなら低速がスカるでしょう)
車検にはあった方がいいと言っておきましょう。
ここだけの話ですが、車検場のラインではアイドリングの排ガスしか
測定できません。(特殊な輸入車とかだと別な所でシャシダイで
モード走行で計るという話を聞いた事がありますが、真偽のほどは?)
で、インジェクション車だと触媒なくても充分規定値に収まるので
見た目が触媒の触媒ジャックなら気付かれないでしょう。
そもそも、触媒はある程度の熱を持たないと仕事をしていません。
(たとえばプラグコード何本か抜いて失火させ、生ガスを排気管に
送り込むと、たちまち熱くなって排気温異常の警告灯が点きます)
上の件はあくまでも参考情報です。
くれぐれも違法改造はなさらぬように。
R32はもう作ってないのですから、環境に悪者にされるのは
慎みましょう。
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