(記事番号19777へのコメント)
>これは初めて知った情報でした。
>このGTS-tは、2000ccとして出た車両なんでしょうか。
そうですね。RB20DETです。GT2クラスに「橋本車体ダンデライオン GTS」
として1994年第3,4,5戦と出場しました。元々筑波のストックカーレースの
車両だったのがGT仕様にモディファイされ出場しました。
このRB20DETがかつてGTS-Rに積まれていたRB20DET-Rだったか
どうかは定かではありません。(恐らくエントリー名からして普通のRB20
だったと思います)
ちなみにGr.AのR31はRB20DET-Rで最終的には450馬力くらい出ていた
ようです。
http://www.jgtc.net/race/history/1994/9403.htm
http://www.jgtc.net/race/history/1994/9404.htm
>同じ2000でもシルビアだとそこそこ速いですね。
>この差は重いRBか軽いSRかの違いということでしょうか。
これは、GTカーとして作られたスカイラインとスポーツカーの違いでしょうね。
ホイールベースも違いますし、フロントに重たくて長い直6を積むスカイラインは
運動性の面では不利です。現に今のGT選手権ではGTRはV6ですし。
さらにRBとSRは設計年度もまったく違います。RBはCAと同世代です。
ただ、RBエンジンはだめエンジンかというとそんなことは決してありません。
これだけ長く続いた名エンジンなのですから。
以前RBエンジンの設計を担当した方のお話が本に載っていました。
「当時アルミブロックを作る技術も既にあった。軽量に作るにはアルミはいい
素材だ。だがブロックの剛性を出すためにまた6気筒らしい気持ちいい回転
フィールを演出するためにブロックだけは鋳鉄にこだわった。
その代わり他のエンジン構成部品の軽量化を図ることにした。
ボアXストロークは目標となる回転数やパワーを考慮すると必然とL20と
同じとなった。
私はこのRBエンジンで2.5リッターのものを作りたいと思っていたので
小変更で対応できるように初めから2.5リッター化も視野に入れていた。」
こうして頑丈でまた胸のすくような心地よい回転フィールのRB型エンジンは
開発されたそうです。しかっりとした設計ベースがあったからこそGTRの
RB26でさえ一から設計しなおさずに済んだのだと思います。
>重いRBでもGT-Rは速い。
>パワーを活かせるアテーサE-TSがあるからですね。
>
>重いRBで2WDってところが中途半端なところなんでしょうかね。
>(速い遅いだけでないいいところがあるのは十分分かっているのですが...)
昔はエンジンも効率があんまり良くなかったので多気筒化でパワーを得ようと
していました。現在はコンピューター制御になりいろいろなデバイスの
おかげで少ない気筒数でもパワーを出すことができるようになりました。
直6のいい所は低振動と気持ちの良い高回転でしょう。私はRBのあの高回転の
音が大好きです。SR20のシルビアに乗ったことがありますが、どうもあの
振動と安っぽい音が好きになれませんでした。
速い遅いは何をしてそう言うかだと思いますが、街乗りしか乗ったことがない
人が運転するシルビアとプロ並みの腕を持つ人がR32に乗って競争すれば
結果はあきらかで結局その車の性能を本人が引き出せるか否かだと思います。
私はサーキットも時々走りますが(腕はありませんが 汗)、直線で速い車に
抜かれたところで別になんとも思いません。
それは所詮は車の性能でアクセルをただ床まで踏みさえすれば誰でもできること
だからです。R33GTRとブーストアップの時にラジアルでサーキットを走った
ことがありますが別にたいして速いとは感じませんでした。
もちろん33Rもノーマルに近い仕様でリミッターカットとSタイヤ
くらいだったようですが・・・
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