(記事番号11802へのコメント)
エンジン回転中、クラッチを繋いだ状態でミッションがニュートラルの時って内部のギヤは
どうなってるか・・・知っていますか?
実は、この状態でミッション内部の全てのギヤは回っています。
それでも車が動き出さないのは、その回転をプロペラシャフトに伝えていないからです。
>クラッチを切った直後に素早く1速に入れると、100%の確率でガリっとなります。
>逆に言うと、クラッチを切り、一呼吸置いた後に1速へ入れるとガリっとなりません。
これは、クラッチを切った直後に内部のギヤはまだ惰性で回っている状態で1速に入れよう
とする為に起こる現象だと思います。
私が思うに、やはりシンクロのヘタリが原因じゃないかと・・・。
ちなみに、よほど特殊な(というか昔の)車でもない限り、全てのギヤにシンクロは付いて
います。
あえて例外を挙げれば、チューニングメーカーから発売されているドグ・クラッチのミッシ
ョンでしょうか。
これらの場合、シンクロが付いていない為にニュートラルからギヤを入れる時に「ガコ
ン!」と振動が伝わります。
ゼロヨン会場などで相手のクルマの戦闘力を見分ける目安になったりもします(笑)
本当にパワーを追求したフルチューンエンジン用のトランスミッションです。
さらに蛇足ですが、こういったトランスミッションの場合、先に述べたニュートラル時の回
転惰力が止まってしまうと、どのギヤにもシフト出来なくなったりします。
さらにウンチクをもう1つ。
ミッションOILの交換サイクルには気を遣っていますか?
それぞれのギヤが噛み合う時の摩擦熱の発生は想像以上の物になります。(何度くらいとは
はっきり言えませんが・・・)勿論デフも同様。
しかもエンジンとは違い、オイルフィルターを持っていません。(その代わりにドレンボル
トに磁石が付いています)でもシンクロは真鍮製・・・。
シンクロナイザーリングの交換=トランスミッションオーバーホールです。そして、その工
賃はかなりの額になります。
シンクロのヘタリの場合、対処法(というか予防法)は
エンジンの暖気が終わったからといって、いきなり全開!はしない。
エンジンオイルだけでなく、定期的にミッション・デフのオイルも交換する(それ程頻繁じ
ゃなくてもいいけど。まあ、サイクルに関しては人それぞれの走るステージとかエンジンパ
ワーなんかによりけりですね。)
・・・といった所でしょうか。根本的にはミッションオーバーホールですが・・・。
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